一般社団法人 日本道経会

コラム

「もちこたえる力」が試される時

令和2年4月9日
  • 一般社団法人日本道経会副会長
  • 京都支部代表幹事
  • 生田産機工業株式会社 代表取締役
生田 泰宏

東京オリンピックの開催が2021年に延期と発表となり、安堵すると共に選手はもとより、複雑に絡み合う利害関係者の調整に困難が来すことが必至の情勢です。

どのように日本的三方善が図られるのかが注目されることにもなります。

コロナウイルスインパクト。世界が未体験ゾーンの「まさか」に見舞われています。

今朝方、ピークアウトしたと思われる中国のお客様から「日本が大変な時だから」と言ってマスクが1,000枚送られてきました。いずれ近いうちに終息するという前向きなエールと受け取りました。隣人からの返礼としての友情に感謝したいと思いました。

しかし今まさに日本道経会、互敬塾の仲間の皆さんの中には、私同様に垂直降下に激変する経営環境に置かれて気が休まる日がないのでは、と気にかける日々を過ごしています。

世界規模の「未曾有」な経済インパクトは、1930年の世界恐慌に始まり、世界大戦、金融危機、度々起こっていました。今回も間違いなく、歴史に大きく刻まれることになるであろう世界的クライシスです。

私の会社は持ちこたえることが出来るだろうか?雇用を続け社員家族の安全、財産、健康を守ってあげられるだろうか?と考え不安になります。しかし時間は待ってはくれないのが現実です。

去る2月に新刊記念特別講座として開催された「道経一体経営講座」を受講してきました。

タイミングが良い、とはこう言うことだと改めて思いました。

世界経済の変遷を顧みて、広池博士が説かれた普遍の『道経一体経営原論』を現代に読み解くべく、田原様、永冶様、藤井様が主となり新たに編纂して頂きました。

いま、「もちこたえる力」が最も大事です。今を凌げるか?またどれくらいの期間にわたって凌いでいけるのか?しかし、もちこたえる力は突然身につくものではありません。

愚直に、真摯に原論の記述にある「ジャッキ経営」のごとくたゆまぬ「致富」を積み重ねての結果でしか生まれません。

改めて、この原論をいつも傍らに置き、経営の目的は「人づくり」目標は「企業の永続」を目指す経営者になっていきたいと思います。