一般社団法人 日本道経会

コラム

道経一体経営の取り組み

令和6年4月17日
  • 一般社団法人日本道経会 理事
  • 東京支部 代表幹事
  • 株式会社みやこ食品 代表取締役社長
鹿倉 弘之

東京支部代表幹事の鹿倉弘之と申します。かれこれ、8年ほど前でしょうか?日本道経会の先生から東京支部の幹事向けにこのようなメールがありました。

「何度も繰り返して本部の道経一体経営講座を受講する企業は、とくに社員同行で受講する企業は「例外なく」、しかも「急速に」業績向上が実現します。(中略)念のために書きますが、ときどき思いついた頃に受講する企業がとくに良くなる傾向は見当たりません。繰り返し受講する企業、それも幹部社員同行で受講する企業だけの話です。2,3年に一回程度では大きな差は感じられません。」

このように言われ、私自身は12回受講、夫婦でも4回受講、新入社員セミナーと幹部セミナーも7年連続で従業員を参加させていただいておりますが、一番重要だと言われていた講座の幹部同行受講は、これだと思った幹部を誘っては断られ続け、ようやく行くと言ってくれる幹部が現れましたが、人不足で参加できなかったり、結局辞めてしまうなど、不思議なほどご縁がありませんでした。しかし、7年間かかりましたが、一昨年の講座でようやく一人の幹部の同行受講が叶い、今年の2月に行われた講座では、私と妻と幹部2名で参加させていただきました。

幹部の同行受講をすることで何が変わったかと言いますと、年に1回の雇用面談も、1番大切な経営計画発表会も、週3日の朝礼も、受講3度目の幹部を中心に若いメンバー8名で取り仕切ってくれています。道経一体経営の価値観を共有することで、私ひとりでぐいぐい引っ張ってきた個人商店から、みんなで頑張り、知恵を出す組織になってきていると実感しています。私は決して、企業センターのまわし者ではありませんが、道経一体経営講座は自信をもってお勧めさせていただきます。

年初から能登半島地震、飛行機事故、異国の戦争も終わりません。かの国の暴挙もひどくなっています。しかし学問はそんな困難な時こそ威力を発揮します。我々が目指す100年以上続く企業は、関東大震災も、第2次世界大戦も乗り越えておられます。今こそ、この素晴らしい道経一体経営をしっかり学び、実践し、共に乗り越えてまいりましょう。