【東京支部】三方善研究会を開催
- 組織増強部
令和2年11月18日(水)18時より、麗澤大学東京研究センターにて三方善研究会を開催しました。『道経一体経営原論』の要点と学習課題」と題して、モラロジー研究所企業センター・副センター長の藤井大拙講師にご講演いただきました。
【講義からの学び】
昨年11月の三方善研究会の開催と今回の三方善研究会の開催において、全く異なるのはコロナ禍という情勢です。たった1年で我々の状況はガラリと変わりました。しかし、物事の本質や原理原則は普遍です。100年前にもスペイン風邪の大流行があり、そのときの廣池千九郎先生の文献から多くを学ぶことができます。それは「永続を期し、逆境を乗り越える」ことの大切さです。
コロナ禍とは起こってしまった現実です。この現実を変えることはできません。まずウィズコロナ、ニューノーマルといった現実を正面から受容することです。そしてこの状況を「他責」とせず、ひとつの「恩寵的試練」と捉え、自己成長のバネとすること。現実と対峙し、考え抜いて実践をすること。そしてその結果に、自助自立という自身の品性づくりや人づくりを実現することができます。
【感想、気づき】
人間としての品性を高める、人財の維持・育成を行う、自助自立を実現するために大切になるのは「依存からの脱却」なのではないかと感じました。コロナ禍や誰かのせいにするのは依存心のあらわれです。自分の頭で考え、正しい行動をおこす。これを重ねることで「依存からの脱却」が試されていく。今回のコロナ禍も自分を脱皮する機会と捉えていきたいと思いました。