千葉支部 交流委員会視察事業
- 交流委員会担当 副代表幹事
今年度の日本道経会千葉支部ではテーマを「3世代交流~永続をめざして」と掲げ、会員を勉強委員会、セミナー委員会、交流委員会の3つの委員会に分けて、事業をおこなっております。
私の担当している交流委員会では茹だる様な暑さの中ではありましたが、「日本道経会会員世代、互敬塾世代、麗澤大学学生世代」と3世代を位置づけ、7月20日(土)に千葉県柏市北西部にあるファミリービジネス企業を視察し、交流を深めました。
会員11名、互敬塾生2名、麗澤大学経営学部生16名の参加でした。
まず、会員企業である(株)小林海苔店がある柏市公設市場に集合し、各場内を見学し、家族経営における事業承継事例や衰退事例なども知ることができました。
市場の会議室では(株)小林海苔店の小林恵次会長と小林忠祐社長にお話をしていただきました。
公設市場が平成10年のピーク時の売り上げに比べるとおよそ半分になっている中でも事業承継を上手におこない、親子、兄弟を中心に経営をされていました。
公設市場のおいしいお弁当をいただいた後、地域密着でお客様の「困った」を解決する為、地域密着をモットーに経営をされている(有)かわの電器の河野拓也社長にお話をしていただきました。
河野社長は大量に仕入れ、価格を抑える事により、お客様へ安価で家電製品を提供できるようにするために千葉県内のパナソニック専門店を集めたグループの代表も務めており、独自のサービス、組織運営で業績を伸ばしていました。
家電製品の販売だけでなく、網戸の張替え、家のリフォーム工事、庭の蜂の巣の除去、カーポートの上の猫のフンの除去、あらゆるお客様の「困った」をすぐに解決している姿はとても勉強になりました。
(株)小林海苔店様、(有)かわの電器様、共に子供の頃から家業に触れている事が家族経営においても家族間での事業継承にも肝心だと感じました。
次に柏市を代表する国の重要文化財「旧吉田家住宅」を見学した後、併設されている公益財団法人吉田記念テニス研修センターの会議室を借り、会員、学生をランダムに分け、グループディスカッション、グループ発表、質疑応答を行い、交流を深め、学生の今の考えなども学べて非常に有意義な時間でした。
講師を含め、ご協力くださいました皆様に感謝いたします。