東京支部 道経一体経営セミナー
- 事業部会長
8月3日(土)、四ツ谷駅前の主婦会館プラザエフにて、道経一体経営セミナー「徳づくりの経営」を開催しました。
今回の講師は、(株)ソフテック相談役の田辺 勉講師と(株)シンコー代表取締役の鈴木規子講師で、当日は猛暑の中、100名を超える方にご参加いただきました。
第一講「道経一体と品性資本の経営」・第三講「人づくりの経営」を担当された田辺講師のお話で印象的だったのは、ソフテック社社長時代のご経験でした。取引先との約束が守れない中、お客様にどのような姿勢でのぞんだのか。また、社内でのどのような議論があったのか。聞いている参加者の皆さんにも熱くこみ上げるものがあったのではないかと思います。
また、「三方よし」の理想は、配分する「パイ」を大きくすることである、というお話。仕事を通じて、自社とお客様が成長するだけではなく、社会・世の中にも価値を広げられているか、自分自身、再度見つめ直す必要があると感じました。この「成長」は「=幸せ」とも言えると感じました。
第二講「顧客づくり・モノづくりと致富の経営」・第四講「歴史づくりの経営」を担当された鈴木講師からは、「商品づくりとは品性づくりである」ことを学びました。お客様に良い商品を提供するために日々改善を積み重ねる、その想いこそが道徳である。自分が納得できるかではなく、お客様に納得いただけるかの視点を大切にしたいと感じました。
お客様に指摘いただいた「品質は良いが、価格が高い」という言葉。実はこれは「価格ほどの品質ではない」というのが本音である。鈴木講師が経験された「値決め」や「付加価値」についての考え方も、自社のサービスを見つめ直す機会になりそうです。
また、今回の道経一体経営セミナーでは、2コマごとの後に15分ずつ、参加者4人ひと組でのディスカッションの時間を設けました。できるだけ他社の方と組めるよう席割りをし、皆さんが活発な意見交換を交わしてアウトプットをすることで、より学びが深まったのではないかと感じています。
セミナー後の懇親会もほぼ全員の方に参加いただき、講師への質疑応答などを行いました。真夏のとても暑い日ではありましたが、外気にも負けない「熱い」道経一体経営セミナーにできたのではないかと、手ごたえを感じる1日になりました。
※当セミナーの動画は、日本道経会ホームページの会員専用サイトにて、8月20日から9月30日の期間ご視聴いただけます。