長崎支部 道経一体経営セミナー
- 総務部長
10月19日(土)セントヒル長崎にて、モラロジー道徳教育財団 企業センター 副センター長島田潤一郎氏と株式会社丸福 代表取締役 福田靖久氏を講師に招いて、道経一体経営セミナー「徳づくりの経営~道経一体の財務戦略~」を開催しました。30名ほどの参加者が3時間ほどのセミナーに熱心に聞き入りました。
第一講、第二講は、島田講師の実体験に基づく旧東海銀行不正融資事件の生々しい現場の状況を話していただいた後、締めくくりに『無上意』の精神のたとえ話を二つしていただいた際は会場にいたほとんどの参加者が感動して涙ぐんでおられました。身の程をわきまえず身の丈以上に大きく見せようと経営するのは、大きな借金を背負いやがて何もかも破綻してしまうものと改めて具体的に教えていただき、さらに目の前のお客様と向かい合い本当に役に立つことを一生懸命にする姿こそが正しい道だと重ねて気付かされた次第です。
第三講は、福田講師の二代目社長としての悪戦苦闘の苦労話で、業種や地域の違いを超えて参加者の心に響いたよい話でした。初代社長のお父様にことごとくたてついていた入社から専務時代の若い時の葛藤が、聞いている私達には我がことのようにほほえましく思えましたし、社長就任後に新機軸を開発導入し根気よく育て上げられた手腕は、高く評価されるべきで我々の参考とするべきことでした。本業を深く極めたうえで小さなヒントを得て、時代の潮流を適切に感じ、ネット販売を成功させ、従来の訪問営業からネットでの営業に切り替えることで、全国から様々な注文を寄せられるようになって会社業績を劇的に好転されたとの話。数々の苦労を乗り越えての今日がある事をわかりやすく教えて頂きました。そこにはモラロジーを実践されたお父様が残された精神が息づいています。このようなセミナーを聞く機会を得られたことに感謝します。