京都支部 10月例会
- 事業部会
2024年10月、京都支部の例会において「徳づくりの経営~三方良しと品性資本の実践~」をテーマに、鹿倉弘之氏を講師にお招きしました。鹿倉氏は、自らの経営者としての経験を振り返り、兄弟間の確執や従業員の問題、そして多額の借金といった数々の困難に直面した過去を語られました。しかし、人生を大きく変えるきっかけとなったのは、ある師との出会いでした。その師の教えを心から信じ、素直に従うことで、鹿倉氏は自らの運命を大きく転換し、現在では従業員と共に幸せになれる会社を築くことができたと強調されました。さらに、その成功の背後には、長年にわたって鹿倉氏を支え続けた奥様の存在がありました。今回の例会にも、その奥様がご一緒に参加され、お二人の絆の深さが伝わる場面も多く見られました。
講演後には、参加者同士のグループワークを行い、各自が鹿倉氏の講演をもとに感想を共有するとともに、自社が抱える課題についても率直に話し合いました。このグループワークでは、参加者が互いの視点を交換し、共通の課題に対する意見やアドバイスを通じて、実践的な気づきを得ることができました。また、その後の懇親会では、参加者からの質問コーナーを設け、鹿倉氏と奥様の対話が非常に和やかでユーモアあふれるものとなり、会場は終始、笑いと熱気に包まれました。特に、鹿倉氏と奥様の自然体でのやり取りは、参加者にとって心温まるひとときとなりました。
今回の例会を通じて、参加者は「ブレずに素直に生きる」という鹿倉氏の生き方に深く感銘を受けました。その姿勢は、経営の本質だけでなく、自己の成長にもつながる重要な学びとして、多くの参加者の心に刻まれました。この例会は、経営者としての視点だけでなく、人間としての生き方についても多くの示唆を与える、非常に有意義な時間となりました。