一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

令和7年3月14日~23日
14日(金)
15日(土)
16日(日)
17日(月)
18日(火)
19日(水)
20日(木)
21日(金)
22日(土)
23日(日)

福岡支部11月例会

活動報告
令和7年2月20日
  • 株式会社サイキ
佐伯 卓也

令和6年11月22日(金)に福岡市博多区の八百治博多ホテルに於いて会員50名に参加いただき日本道経会福岡支部全体例会を開催しました。「顧客づくり・モノづくりと致富の経営」のDVDを視聴し、会員企業2社の企業紹介・経営体験発表をいただきました。

その後、UAゼンセン福岡支部 長嶋良昭氏をお招きし「経営をとりまく労務リスク」と題してご講演をいただきました。

ご講演では、日本の主な労働団体の現状とUAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)について詳しくご講話くださいました。

日本には主な労働団体が3つ存在しており、その中には過激な思想をもとに活動している団体があり、企業への要求、活動も非常に厳しいとのことでした。

また、自社に労働組合がなくても、個人単位で加盟できる労働組合である合同労組という組織が存在し、活動が活発になってきているそうです。個人加盟型の組合は企業との交渉を有利に進める為に本社や店舗、経営陣の自宅等で過激な街宣行動を行ったり、インターネットで「ブラック企業!」と会社を批判する情報を流し、攻撃を仕掛けてくるそうです。

UAゼンセン(日本最大の産業別労働組合)はその様な過激な合同組合から会社と組合員を守る為、日々従業員の不満や意見を集め会社と交渉して改善する取り組みを繰り返し行っておられるそうです。そのことが結果として会社の経営基盤を支える仕組みになり、過激な個人加盟型労組から企業を守ることになるとのことでした。

労働組合がない企業においては、労務紛争など他人事の様に捉えられがちですが、自社の社員が個人加盟型労組に加盟したり、加盟している人材が入社すれば状況は一変してしまいます。このことからも私たちはその様なリスクを考えておくことと同時に、道経一体の経営を目指し真剣に取り組んでいかなければならないと思います。

コラム

人づくり経営と、三方よし経営

令和7年も1か月が過ぎましたが、アメリカではトランプ大統領の2度目の政権が始まり、多くの大統領令の署名や関税問題が注目され、ロシアのウクライナ軍事侵攻は依然として続き、中東の紛争も終息の兆しが見えません。 日本国内では、自民党が単独政権を失い、物価の高騰や賃金の上昇が急速に進む中、103万円の壁など多くの制度の見直しが議論されており、国内情勢も予断を許さない状況です。 一方、本年4月に開幕する大阪・関西万博では、未来に向けた夢のような新技術や製品が発表され、またA...続きを読む